うつわがずっと好きだと思う

前回のジャーナルはこちら -うつわで料理が美味しくなる?-

 

うつわを取り扱うお店で日々過ごしていると、幅広い年齢層の方が訪れる。

20代から70代ぐらいの方まで。年齢層の高い方はきっとたくさんのうつわを持っていると思うし、実際こだわりがある方は多い。しかし、たくさんの器の中から吟味して、いろいろな想像を膨らませている姿はなんら20代の方々と変わらないし、お会計を終えて差し出す瞬間のキラキラした嬉しそうな笑顔は、やっぱりどの方にも共通している。

その姿を見ていると、私も同じく、これから歳を重ねてもずっと好きでい続けるんだろうなと思う。増え続けることを考えると恐ろしいけど…
長らくファッション業界にいて、自らを着飾る楽しさも知っているし、もちろん今でもファッションは大好きだが、すぐに流行りが入れ替わり、一過性の満足のための消費に飽きているのも事実。うつわに関しては、1シーズンのような一過性はほぼない。割れてしまう可能性も含め、消耗品的特性はあるが、長く使い続けたいという思いがほとんどの消費者に共通している。事実、ファッション販売をしていた時よりも、手入れや取り扱い方法を聞いてくる方は圧倒的に多い。

また、ファッションのように人に見られる前提(SNSアップはこの要素も大いにある)で好きだったものとは違う価値観、自己満とそれを越えた、生活が豊かになる感覚を味わう手段としてのアイテムとしてきっとこれからも在り続けていくのではないだろうか。

 

 

このジャーナルは – 亀島 翔子 – が書いています。